息子と娘が一人ずついる4人家族の父です。
息子と一緒に自然体験をテーマに旅をしています。
前回の記事で対馬旅の準備について書きました。本記事は実際の旅の様子になります。
【1日目 福岡空港〜対馬到着〜つしま焙煎所〜対馬博物館〜ホテル)】
1日目の旅程
- 福岡空港到着
博多に到着です。
- 移動
空港線に乗り中洲川端駅で下り、博多港第二ターミナルまで歩きます。
- 博多ふ頭第一ターミナルで乗船
対馬行きの船に乗ります。
- 対馬到着
対馬に到着です。レンタカーを借り移動します。
- つしま焙煎所
お昼ご飯をいただきます。
- 対馬博物館
対馬の歴史を学びます
- ホテル 東横INN 対馬厳原で宿泊
1日目は終わりです。
福岡空港から対馬まで
福岡空港に到着したら、空港線の福岡空港駅で電車に乗り、中洲川端駅で下り、
中洲川端駅から博多ふ頭まではバスに乗らず、15 分ほど歩いてみました。
博多ふ頭第1ターミナルに着いたら、事前予約しておいた対馬行き高速船のチケット発券のため窓口に並びます。
時間になったので乗船です。
9月の3連休で大体の席は埋まっていました。
2時間ほどで対馬に到着ですが、波で思いのほか揺れ、ちょっと気持ち悪くなりました。
乗り物に弱い人は酔い止めを持参しておくと安心かもしれません。
息子は早起きのせいか眠かったようで、お昼寝しており大丈夫そうでした。
対馬に到着です!
対馬の港で予約していたレンタカー屋さんのスタッフの方が迎えてくれたので、案内いただき車をお借りします。
レンタカーは「Tsushima Car Rental 対馬でレンタカー」でお願いしました。
値段がリーズナブルで対応も素晴らしくリピート確定です。
つしま焙煎所
車を借りてまずは豆酘崎に行こうと考えていましたが、お腹が空いていたので先にお昼を食べることにしました。
Google Map で豆酘崎方面に見つけた「つしま焙煎所」に向かいます。
山の中にあり隠れ家感がありますね。
対馬に到着した日は雨で山道は薄暗く、道幅も狭い箇所が続くので車の運転がちょっと恐いな〜と思いつつも、無事につしま焙煎所に到着しました。
ご夫婦でお店をなさっており、お二人の人柄もあって店内はゆっくりした空気感で居心地がよいです。
またご主人からは対馬に住むにいたるまでの経緯など興味深いお話をたくさん伺えました。
奥様の作られたご飯もとても美味しく、息子は即完食。
対馬博物館
ご飯を食べ終えた時点で15時を過ぎていました。
これから豆酘崎に行くと帰りは暗闇の中、山道を運転することになりそうだったので、恐がりで無理をしない性格の息子と相談して豆酘崎は断念することに。
代わりに市街に戻り、「対馬博物館」に行くことにしました。
古代から近現代まで紹介してくれていますが、特に戦国時代から近現代において対馬が日本の中で果たしてきた役割が面白かったです。
東横INN 対馬厳原
対馬市内に抑えていたホテルに行き初日は終了です。
2日目の朝は白嶽登山に向かう予定だったので、対馬の南方に位置するホテルを予約しておきました。
【2日目 白嶽登山〜ほたるの湯〜韓国展望所〜旅館】
2日目の旅程
- 白嶽駐車場に移動
レンタカーで白嶽の駐車場に向かいます。
- 白嶽登山
旅のメインになる登山です。前日の雨で山道は荒れていました。
- ほたるの湯
疲れた体を癒すため温泉にいきます。
- 韓国展望所
対馬の北端近くで対岸の韓国を望みます。
- 民宿 西泊で宿泊
民宿に泊まり、2日目は終わりです。
白嶽登山
2日目は早起きして白嶽に向かいます。
白嶽の登山道入り口に向かう山道を車で走っていて気づいたのですが、前日の雨は思っていた以上に激しかったようで、道路には折れ枝や崩れた石礫が転がっており、車をいったん停めて道路脇によける必要がありました。
荒れ模様に不安になりながらも進むと、橋が川の水で浸水しています。
このまま車で進んで大丈夫なのか自信を持てず、「第二駐車場まで引き返してそこから歩こう…」と息子と相談して戻ることに決めました。
第二駐車場まで戻り車を止め、そこから 40-50 分程歩き、ようやく登山道入り口に到着です。
歩き始めてみると登山道も前日の降水で荒れている印象でした。
「危険そうだったら引き返そうか。」と息子と話しながらも、この日は曇りでこれ以上はひどくならなそうな印象だったので進みます。
途中でルートを間違えるなどしつつも、頂上付近のロープ付き急斜面までやってきました。
最初は「恐いから下で待ってる!」と言っていた息子ですが、「ちょっと試してみれば?」などと声がけをしていると「じゃあ、やってみる。」と言って登り始め、なんだかんだでするすると上がってきました。
これで頂上だー!と思ったのですが、現在地が地図の頂上ポイントと微妙にずれているように見えるし、景観もそこまで開けていません。
もしかして、目の前のロープなしの急斜面を登ると頂上なのかな?と思い登ってみることに。
頂上付近は強風が吹き荒れており恐怖感が増幅される状態だったので、ここの登りは息子に勧めません。
息子も「ここは無理!!」ということで下で待機です。
登ってみると極細い道の崖側にロープが張られ、ルートを示すピンクのテープが見つかったので、奥まで行くと今度こそ四方を見渡せる山頂でした。
曇ってはいますが、絶景が広がります。
立てる面積がそこまで広くなく、風が強過ぎて転落が怖いので岩に張りつきながら腕だけ伸ばして撮影しています。
「お父さん大丈夫ー!?」と心配の声が繰り返し聞こえてくるので応答するのですが、下にいる息子に声は届かないようで、不安にさせるのが可哀そうなのでそそくさとおりました。
ちょっと休憩して、来た道を戻り下山です。
もう少しで登山道入り口というところで、初めて他の登山客(海外の方)とすれ違うくらいこの日の白嶽は閑散としていました。
天候などのコンディションがよくなく人気もないので怖さはありましたが楽しかったです。
ほたるの湯
白嶽登山の後は対馬の北側にある韓国展望所に向かう計画でした。
ただ行くのに3時間はかかる距離だったので途中で休憩を挟みたいなと思い、Google Map で目的地までの中間地点に温泉を見つけていたので、登山の疲れを癒すため寄ってみます。
地元のおじいちゃん、おばあちゃんが集まる素朴な温泉でした。
韓国展望所
温泉で温まったら、また車でひたすら北へと進みます。
運転していて思いましたが、対馬は島としては大きいですね。島旅行でこんなに長時間運転するのは珍しいなー、という感覚でした。
韓国展望所に到着です。
よ〜く目を凝らすと水平線あたりに大陸の影が見えるような気がします。
この日に泊まった宿には、韓国での冬の花火の打ち上げがはっきりと撮影された写真が飾られていたので、空気が澄んでいる冬の方がより鮮明に見えたのかもしれません。
Google Map を見るとここまで来たんだなぁと感慨がわきます。
民宿西泊
豊砲台跡が近くにあり寄ってみたかったのですが、息子が「もう疲れたから宿に行きたい。」と不貞腐れ気味に言うので、自分も登山と運転の疲れもあって息子の主張に折れ、宿に向かいました。
宿からの風景。
宿で美味しいご飯をいただきつつ、ご主人から対馬についていろいろ教わりました。
対馬と韓国は近いので船で行き来できるらしいです。
次回は韓国に行って、対馬経由で帰国する計画を立ててみたいなと思いました。
【3日目 突然の欠航連絡〜対馬空港〜博多市街〜帰宅】
3日目の旅程
- 金田城に移動
レンタカーで金田城に向かいます。
- 電話が鳴る
金田城へ向かう途中で船会社から「対馬から博多への船が欠航になる。」と連絡を受けました。
- 対馬空港に到着
金田城はあきらめ、船の代わりに飛行機を抑え空港に向かいます。
- 博多観光
福岡空港からのフライト出発時間まで博多観光です。
- 帰宅
福岡空港から帰途につきます。これで対馬の旅は終わりです。
突然の船の欠航連絡
最終日は船の出航時間ぎりぎりまで金田城を見て回る計画にしていたので、車で南下します。
しばらく運転したところで、「お父さん、電話鳴ってるよ。」とスマフォでナビをしてくれていた息子が言うので画面を見ると、知らない電話番号からでした。
出てみると対馬から博多までの船を予約している船会社からの電話で、「本日の便は欠航になりました。」とのこと。
「この旅で今日が一番の晴天なのに?!」と思いつつも、キャンセルするか予約をずらすか迫られるので、一旦返事は保留にさせてもらい電話を切り、すぐに飛行機の空き状況を確認します。
10時前の時点で11時の便のみ空きがあったのでとりあえず予約します。
レンタカー会社にも事情を説明しレンタカーの返却について相談させてもらいました。
不幸中の幸いだったのは電話をもらったタイミングが、空港から車で10分くらいの距離にいたことで、すぐに空港に行けば11時のフライトに間に合いそうです。
せっかく対馬まで来ているのだから延泊したい気持ちがありましたが、息子も翌日は学校があるし11時のフライトで帰るしかないか…
ということで金田城はあきらめ、対馬空港に行き福岡空港へと飛び立ちます。
博多市街
博多からのフライトまで時間が余ったので博多市街の観光地を回っておきました。
「金田城行きたかったな〜」という気持ちは拭えませんでしたが、これも旅と受け入れ対馬旅行は終わりました。
終わりに
旅のアクシデントも息子の経験になればいい
対馬旅では悪天候や船の欠航などで行きたい場所に行けなかったのが残念でしたが、そういった時にどう対応するか、息子にとって何か感じるところが少しでもあれば、アクシデントもよかったなと思えます。
白嶽でも前日の悪天候で山が荒れており、雨の後の山の危険を肌で実感できよい経験になりました。
無理をして怪我や大事に至ってしまっては本末転倒ですが、無理のない範囲で息子と一緒に経験値を貯めていきたいです。
次は息子とどこに行こう!
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